片岡 輝(かたおか ひかる)
1933年、中国大連市に生まれ、少年期を北京市で過ごす。第二次世界大戦敗戦の混乱期に帰国、慶應義塾大学法学部を卒業。1957年、ラジオ東京(現TBS)に入社。
1963年、退社し、執筆活動に入る。幼児から成人までを対象とし、子ども・親・女性の側に立つ作品(詩・児童文学・絵本)を多数発表した他、1985年のつくば科学万博を手始めに大阪の花の万博、北九州のスペースワールド等の企画・演出に参画。子どもの権利・女性・障がい者の社会参画への目を培う。
1999年、東京家政大学教授、2002年、同学長に就任、2008年退任まで子育て支援・大学と地域の協働に取り組む。
・主な作品
詩作 : 「とんでったバナナ」、「グリーングリーン」、「勇気一つを友にして」、「いま地球が目覚める」(未来少年コナン主題歌)等。
絵本・童話 : 『ほんとは』(ばるん舎)、『どうして』(ばるん舎)、『ちからたろう』(チャイルド本社)、『わすれん星へいった月』(理論社)等。
著作 : 『日本人と感性』(音楽之友社)、『挑発としての音楽』(音楽之友社)、『性や死について話そう』(晶文社)、『語り 豊饒の世界へ』(萌文社)、『人はなぜ語るのか』(アイ企画)、『わが里程標 混声合唱組曲』(音楽之友社)等、多数。
お話の国
「お話の国」は、お子さんにお話しの楽しさをお母さんお父さんの読み聞かせで伝えていただくことを目的にするコーナーです。
イギリスでは、「アンダー・テン」といって、まだ字が読めない幼児から小学校4年生くらいまでの子どもには親や大人が絵本や物語を読み聞かせることを推奨しています。自分で読めるようになっても、字を読むことに集中するので、物語を楽しんだり、イメージを膨らませる余力が持てないことが理由です。子どもはいくつになってもお母さんやお父さんに読んでもらう心地よさが大好きです。
もちろん、じーじ、ばーばの読み聞かせもいつまでも記憶に残ることでしょう。
世代を超えた心の絆を確かな一生ものにする読み聞かせのお話のタネを、このホームページからお送りします。
片岡輝