2010年度 ~葉月語り~報告
5月の「皐月語り」に続き、第二回目の語りの会「葉月語り」が、8月28日、東京・王子の「半平 はんぺい」で行われました。
殊のほか猛暑日の多かったこの夏、残暑のきびしい8月末の土曜日、まだ陽も高い午後4時に20名が集まりました。
お店の心づくしの冷たい麦茶でのどを潤し、葉月語りの会の始まり始まり・・・滑らかに口が廻るように・・・司会のリードで全員がまどみちおさんの「くちびるたいそう」にチャレンジしました。
輪になって順に、しばし暑さを忘れる個性豊かな語り、鳥笛、二胡や 津軽三味線の音色も楽しみました。2時間ほど語りを堪能した後は、おいしい暑気祓いの時間・・・お話で心はいっぱいでしたが、冷たい飲物、王子名物の玉子焼きやヘルシーな料理でお腹も満たされ、明日からの活力を得た葉月語りでした。次回の語りの会もどうぞお楽しみに。
お話し会係世話人 伊知地晃子
プログラム
・詩「くちびるたいそう」(『まどみちお全詩集』理論社)大間知キヌ
・「袈裟と盛遠」(『立川談志 新解釈落語噺』中央公論社)新田安季子
・「ねこの踊り」(静岡の昔話より聞いた話)古賀陽子
・「わたしと小鳥とすずと」(『金子みすゞ童謡集』JULA出版局)遠藤博子
・「長い名の子」(『日本昔話大成10巻』角川書店を参考に創作)赤井登誉子
・「皿屋敷」(『子ども寄席』日本標準)山口寿美子
・「小鳥の子」(『不思議なオルガン』岩波少年文庫)村田厚子
・津軽三味線の演奏「こきりこ節」他釜谷明也
・「閻魔の食あたり」(『中国笑話集』角川文庫)三田村慶春
・「梅津忠兵衛」(講談社学術文庫)今井多紀子
・ニ胡の演奏「月の光」(ドビュッシー作曲)「月夜」(劉天華作曲)宮川彦弥
・「一目五先生」(ネットより 清『子不語』)松本昌代
・「仔犬のビンゴ」(アメリカのあそびうた『小学2年音楽』の教科書より)須山優子
・「我が家のアリエッティ」(パーソナルストーリー)伊知地晃子
・「酒虫―酒の精―」(『聊斎志異』より)鈴木砂知子
・「黄色いリボン」(『語りの世界24』佐藤凉子訳より 語り手たちの会)田倉玲子
・「いもうと」(『怪談集』竹書房文庫)山田順子
・「うそつきくらべ」(『朝鮮の昔話』太平出版刊)澤上しのぶ
・「蛙と卵と徳利」「ふくろ紺屋」(水沢謙一『とんとむかしがあったげな越後の昔話1』宮嶋洋子
・自己紹介山下三重子
(記録 須山優子)
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